2月26日(土) 美波町のアオリ・ヒラメ釣り

太平洋の海にも冬が訪れ,

先週は海水温も10℃台に急降下。

冷たい潮が入ってきてアオリは暖かいエリアへ南下したようす。

定置網には ごっそり入ったそうだが…


今年はヒラメもどうしたことかあまり釣れず

一日狙っても船中で人数分どころか 1,2枚なんてこともしばしば。

厳しい一日になりそうだ。



今日は天気はよさそうだが 

朝から北東の風が…



17.9℃!!

黒潮が潮岬を回ってやってきたのか?

下り潮にもかかわらず,1日で8℃も急上昇とは。

瀬戸内海では一日で1℃や2℃の変化はあるが…


変温動物の魚やアオリは海水温が体温に限りなく近くなる。

体温が1日で8℃変わるって?

人間は体温1℃上がっただけでフラフラなのに

瀬戸内海では1℃下がっただけでも食いが渋くなるというのに


海の様子の激変は釣果に響きそう。



案の定 アオリの反応はない。

アオリは冷たい潮が入ってきた先週 集団疎開したみたい。

2月初旬は速い潮がよく流れて 例年になく

2キロ前後の良型アオリがバンバン釣れていたというのに

全く反応なし。



おまけに きのうまでよく流れていた潮も … 止まってる。(泣)

潮がよく流れていると船を10分流せば

300m〜500mとポイントを広範囲で攻めることになる。

潮が止まっていると10分経ってもほとんど同じ所。

釣果が1/5  1/10倍になってしまう。




予想通り アオリも魚も かすりもしない。



北西の風ならどんなに強く吹いても大丈夫なのに

北東の風からだと 逃げる場所はない。

船はどんどん南へ…


しばし お休みタイム ZZZZZZZZ……



ここは どこ?



鳥山が… 下にはメジロの反応。

ジギング・キャスティングしたら釣れそうな反応。


さらに南へ…



またまた お休みタイム ZZZZZZZ…





大島が遙か遠くに見えるが どこまで来たのか よく分からない。



ここも潮は止まっている。

波の高さ3m

底がとれない…

時折 大波に乗り上げ ふわっと無重力を体験できる。

釣れる気がしない。

今日はボーズでお帰り?そんな気がしてきた。







昼前になって

本日最初のアタリ!

少し送り込んだら 根に潜られた…(泣)


気を取りなおして 次の流しでも アタリ。

今度は早めに合わせを入れたら すっぽ抜け。(大泣)


二度あることは…直後に三度目のアタリ。

バタバタッとヒラメ独特の竿先を激しく叩くアタリ。

覚悟を決めて 一発大合わせ。

根魚釣りは水深も深く 針も太めなので,合わせが効きにくい。

必ず一発 大合わせを入れてカエシまで貫通させておかないと

途中でのバラシにつながる。



泣きの60cm(59cm)だが 今年初のヒラメ。

何か急にやる気が出てきた。



相変わらず ボコボコですが。



自分が船酔いしていないのが不思議なほど荒れている。

60フィートの大型船だから 何とか釣りができる状態。

それでも 船を潮上に回すたびに海水シャワー。



そんな中 今日もやってくれました。

一鮃入魂!



今日も大判ゲット!!



続いて 本日大物用の竿おろしをしたKさんに70cmアップの大判。


何だか急に魚がアタリだした。

カサゴ系の魚も次々とヒットしている。


私にも 小さいアタリで…



ウッカリカサゴ。


昼過ぎて

いつものように ラーメンを配達し ちょっと休憩…のはずが





ZZZZZZZ…





気が付けば 3時間以上キャビンで寝てた。



「あれから 釣れましたか?」

「いいや  寝てて正解!」って。





海もずいぶん穏やかになってるじゃないの。

さぁ 夕マヅメに もう一勝負。



釣り再開 … 一流しで終了。



毎回 釣り客を送り迎えしてくれる奥さん。



ご夫婦 仲良いですね。

まさに夫婦の鏡。



港に着いた頃に 海はベタ凪に。

今日も北東の爆風と まったく流れない潮の前に撃沈。


みんなで これだけ…



今日は移動&お休みタイムが長かった。

釣りをしていた時間は船に乗っていた時間の半分もなかったような気が。


まぁ 荒れた太平洋で 船酔いもせず

ボーズじゃなかっただけでもよしとせねば。

荒天スパイラルからはやく抜け出したいものだ。



本日の釣果 ヒラメ 59cm ウッカリカサゴ